保育園から帰宅したとき、子どもが「あのね、今日ね」と話し始める日があります。
私はその話を聞きながら、その日使った保育園の道具を片付け、「早くお風呂に入ろう!」と急かしてしまうことがありました。
子どもの話を最後までゆっくり聞く。
そんな余裕が、今までの私にはありませんでした。
「もっと子どもとの時間に余裕がほしい」
そう思った私は、勤務時間をさらに1時間短くしました。
収入、職場の目、そして「甘えかな」という気持ち
私はもともと、正社員より1時間短い勤務時間で働く契約社員です。
そもそも、なぜ私が時短勤務の契約社員という働き方を選んだのか。
その理由は、こちらに書いています。

そのため、「これ以上勤務時間を短くしていいのかな」という迷いもありました。
もちろん、働かない時間が増えれば、その分収入も減ります。
これから子どもの教育費も貯めていかなければならない時期なのに、収入を減らしていいのだろうか。
そんな不安もありました。
また、すでに時短勤務をしている私が、さらに勤務時間を短くすることで、同僚からどう思われるのかという心配もありました。
「甘えていると思われないかな」
そんな気持ちも、正直ありました。
きっかけは、長男が手がかからなくなったこと
わが家は、夫が単身赴任3年目。
平日はほぼワンオペ育児で、私が仕事と家事、子育てを回しています。
そんな中で、最近「もっと子どもとの時間を大切にしたい」と思うことが増えてきました。
一番のきっかけは、現在6歳の長男が年長になってから、ぐっと手がかからなくなったことです。
それまでは、着替えやお風呂、歯みがきなど、ほとんど私がサポートしたり、子どもが自分でできるように道筋を作ったりする必要がありました。
それが今では、
というように、自分でできることが増えました。
※歯みがきの仕上げは今もしています。
長男にかけていた時間がかなり減ったことで、2歳の次男のお世話にも時間をかけられるようになりました。
さらに、長男は弟のこともよく可愛がってくれます。
私が家事で手を離せないときに「お願い、手伝ってあげて」と頼むと、次男が一人ではできないことを長男が手伝ってくれることもあります。
そんな長男の姿を見て、ふと思ったんです。
「あと4年もしたら、次男も手がかからなくなるのかもしれない」
そう考えると、子どもと一緒に過ごせる時間は、思っているよりずっと短いのかもしれません。
だからこそ、今しかない子どもとの時間をもう少し大切にしたい。
そう思い、さらに1時間、勤務時間を短くすることを決めました。
仕事量はそのまま。でも、仕事の精度は上がった
勤務時間を短くすると上司に伝えたとき、私は「仕事量は減らさなくても、今までどおりで大丈夫です」と話しました。
そうなんです。
今回減らしたのは「時間」だけで、仕事量は変えていません。
しかも、正社員で育休から復帰した方の仕事の一部を私が担当することになり、結果的に仕事が増えました。
ここは、正直少しモヤるところです。
それでも、実際に数日働いてみて、意外な変化がありました。
以前にも増して時間に制限があるからこそ、仕事の精度が上がったんです。
「1回の作業で終わらせたい」という気持ちが強くなったことで、確認作業がより丁寧になり、ミスも減りました。
朝出社してから、「今日やらなければならないことは何か」を考え、優先順位をつける判断も早くなりました。
限られた時間の中で仕事を終わらせるために、以前よりも「何を、いつまでにやるか」を意識するようになったのだと思います。
定時で帰るために、私が実際にやっている仕事の進め方はこちらの記事にまとめています。
1時間の余裕は、思っていたより大きかった
勤務時間を1時間短くしたことで、お迎えの時間も早くなりました。
たった1時間と思っていましたが、実際に過ごしてみると、その余裕は想像以上に大きなものでした。
以前は「早く帰って、お風呂に入れて、夕食を作らなきゃ」と、常に時間に追われている感覚がありました。
今は、その焦りが少し減りました。
足りない材料があれば、スーパーに寄ることもできます。
休日に入れ忘れていたガソリンを、帰宅途中に入れていくこともできます。
「今日中に絶対にこれをやらなきゃ」と追い込まれる感じが少なくなりました。
そして、長男がお風呂上がりから夕食までの間に、時々少し夕寝をするようにもなりました。
年長になって保育園での活動が忙しくなったことや、夏の暑さもあるのだと思います。
保育園ではほとんど寝ることがなかったので、家に帰ってきてリラックスできているからなのかな、とも思っています。
何より変わったのは、子どもとの関わり方です。
以前は、子どもが「今日ね」と話し始めても、次の家事のことを考えてしまっていました。
今は、最後まで余裕を持って、その日の出来事を聞けるようになりました。
子どもと話しているときに「早くして!」と言うことも減り、前より笑顔が増えたような気がします。
「早くお迎えに行くのと、今までどっちがいい?」
勤務時間をさらに1時間短くすることが決まったとき、ふと思ったことがありました。
「保育園で遊ぶ時間が減ったら、長男は嫌なのかな?」
そこで、本人に聞いてみることにしました。
「お迎えが早いのと、今までどおりの時間、どっちがいい?」
すると長男は、
「早くお家に帰るほうがいい」
と答えました。
保育園も楽しい。
でも、毎日がんばって過ごしているんだな。
そう思ったら、少し胸がぎゅっとなりました。
そして同時に、「早く帰れるようにしてよかった」とも思いました。
まとめ|子どもの「今」は、今しかないから
私は今回、「仕事を減らさず、時間を減らす」という選択をしました。
もちろん、収入が減ることや、職場でどう思われるかという不安はありました。
それでも、子どもと過ごせる時間を少しでも増やしたいと思い、勤務時間をさらに1時間短くしました。
実は、「もし無理だったら、元の勤務時間に戻せばいい」と、少し楽観的に考えて始めた部分もあります。
でも、実際にやってみると、仕事と子どもとの時間を、以前よりも自分が納得できる形で両立できています。
今も、短くした勤務時間の中で仕事を終え、毎日定時で帰ることができています。
子どもが「今日ね」と話してくれる時間。
一緒にお風呂に入ったり、夕食を食べたりする時間。
そんな何気ない毎日も、きっとずっと続くわけではありません。
子どもの「今」は、今しかない。
だから私は、今の自分にできる範囲で、子どもと過ごす時間を大切にしたいと思っています。
同じように、勤務時間を短くすることを迷っている方の、何かのきっかけになればうれしいです。
「定時で帰れずに悩んでいた頃の私」に伝えたい。その原因と解決策は、こちらにまとめています。

